新潟県 佐渡市の旧新穂村で北朝鮮に拉致された可能性を排除できない特定失踪者 大澤孝司さんの行方が分からなくなってから24日で50年です。兄の昭一さんが拉致被害者の認定と一刻も早い問題解決を訴えました。
【大澤昭一さん】「50年はあまりにも長くいろんなことがありました」

県庁で会見を開いた大澤昭一さん 88歳。50年もの間、弟の孝司さんを探しています。
孝司さんは1974年2月24日、県職員として赴任していた佐渡市の旧新保村で夕食を済ませ知り合いの店に立ち寄ったあと忽然と姿を消しました。

北朝鮮に拉致された可能性を排除できない『特定失踪者』です。

孝司さんはこれまでの活動を振り返り、改めて一日も早い問題の解決を求めました。24日で孝司さんが失踪して50年。支えになっているのは孝司さんと再会できるという『希望』です。
【大澤昭一さん】「ただ孝と会いたいだけです。認定に値する人を早く認定して北朝鮮と交渉してください。日本人を一日も早く救出してください…」
