
広島カープ 中村健人 選手
「誰よりも打ちたいですし、野球って誰が一番最初に打ったかじゃなくて、総数で誰が一番打ったかだと思うので、誰よりも多いヒット、誰よりも多いホームラン、誰よりも多い打点を虎視眈々と数字に目を背けず戦っていきたいなと思います」

そう語るのは、入団3年目を迎える外野手・中村健人 。おととしのルーキーシーズンは同期入団の 末包昇大 とともに1軍で活躍。63試合に出場し、3本のホームランを放つなど結果を残しました。しかし、去年は末包がブレイクする中、1軍での出場は1度もなし。ファームでも打率2割5厘と苦しみました。

そんな中、ことしは去年までのフォームを大きく修正しました。スイングの際に踏み出す左足を少し3塁側に開いています。バットがスムーズに出るようになったことに加え、バットのヘッドを動かすことで力みなくタイミングをとれる形へと変わっています。

中村健人 選手
「ヘッドを揺らしているっていう部分では、(DeNAベイスターズの)宮﨑(敏郎)選手とか、イメージするのは 中村紀洋さんとか、そういった名打者ばかりになってしまうんですけど、恐縮ながら少しずつ『こういう打球を打ちたいな』とか、『あの打球を選ぶときの間を作りたいな』とか、すごく参考にしてYouTubeを見まくって、動画を見まくって自分の中で作り上げているものはあると思います。プレーでいうと勝負強さとかは負けたくないなと思うので、チャンスの場面で、もし自分に打席があったら『絶対、打点を挙げるんだ』って。そういう部分では負けたくないなと思いますし、勝負強さとか打点とかホームランにこだわっていきたいなと思います」
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小宅世人 アナウンサー
久保選手は、ライバルの活躍にはあんまり一喜一憂せずに自分のバッティングという、一方で中村健人選手は「誰にも負けたくない。誰よりもホームランを打ちたい」という話をしてくれました。そういうコメントでもそれぞれ人間性が出てくるんだと思います。