ウクライナ侵攻に反対し、ロシアから亡命した元パイロットがスペインで銃で撃たれ死亡しました。一方、死亡したロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏について、当局が遺体の引き渡しを拒否したのは不服だとして、ナワリヌイ氏の母親が裁判所に異議を申し立てました。

反体制派が次々と死亡…専門家は「たまたま重なった」との見方

遺体は、銃弾で蜂の巣状になっていたということです。

2月13日、スペイン南部の地下駐車場で見つかった元ロシア軍のパイロット・クズミノフさん。2023年8月、ロシアの軍用ヘリで国境を越え、ウクライナに亡命しました。ロシアによるウクライナ侵攻に反対したのが理由です。

ロシアから亡命したクズミノフさん
「私の愛する祖国が、なぜ戦争を必要とするのか。それは悪であり、恐ろしいことで、犯罪だ」

偽名のウクライナのパスポートでスペインに住んでいたというクズミノフさん。撃たれた後、さらに車でひかれたとみられていて、現場付近では、犯行に使われたとみられる車が燃やされた状態で見つかっています。

SVR=ロシア対外情報庁の長官は「この裏切り者の犯罪者は、汚く恐ろしい犯罪を計画した瞬間から、道徳的にはすでに死んでいた」と話したということです。

一方…