日本陸上連盟は22日、イギリス・グラスゴーで開催される世界室内陸上競技選手権大会(3月1日〜3日)の日本代表9人を発表した。今季、室内ツアーの女子1500mで日本記録を更新した田中希実(24、New Balance)やアジア室内選手権で日本タイ記録をマークした多田修平(27、住友電工)らが名を連ねた。

田中は、5日の世界室内ツアー・ゴールド(米・ボストン)で女子1500mに出場し、自身が持つ室内日本記録を1秒44更新した。また多田は先週のアジア室内陸上競技選手権で6秒53と1月に桐生祥秀(28、日本生命)が記録した室内日本記録に並ぶタイ記録をマークするなど好調なメンバーが選出された。

昨年の世界陸上ブダペストの代表や日本記録保持者など豪華な顔ぶれとなった。海外勢も男子棒高跳の世界記録保持者、アーマンド・デュプランティス(24、スウェーデン)と今月18日に室内女子400mで世界記録を出したばかりのフェムケ・ボル(23、オランダ)も出場予定。パリ五輪に向けて世界の強豪と戦う絶好の機会、大会は3日間にかけて行われる。


■男子
60m 多田修平(27、住友電工)、東田旺洋(28、関彰商事)

400m 佐藤拳太郎(29、富士通 )
走高跳 赤松諒一(28、アワーズ)

■女子
3000m 田中希実(24、New Balance)
60mハードル 青木益未(29、七十七銀行 )、福部真子(28、日本建設工業)
※福部はコンディション不良により辞退を発表(26日追記)
走幅跳 秦澄美鈴(27、大阪陸協)
三段跳 森本麻里子(28、オリコ)

※今後、世界陸連から招待される可能性もある。