高知県議会2月定例会が21日に開会し一般会計の総額でおよそ4656億円の来年度当初予算案が提出されました。

21日開会の県議会2月定例会。一般会計の総額で4655億6320万円あまりの当初予算案が提出されました。予算案は人口減少対策を重視していて、573億円を計上。市町村への「人口減少対策総合交付金」や県内で就職する若者の奨学金返還を支援するための費用などが盛り込まれています。

人口減少が課題の高知県濵田知事は「若年人口の減少を食い止め、持続可能な人口構造への転換をしなければならない」との考えを議会で述べました。

(濵田省司 知事)
「県政の最重要課題である人口減少の克服に向けて道筋をつけ、高知の未来を切り開いていく、その新しい一歩を踏み出す1年にしたい」

このほか南海トラフ地震対策では住宅の耐震化の促進に向け補助金を拡充する費用も含まれています。提出される議案は予算案を含めて条例の改正案など85件で、県議会2月定例会は3月21日までです。