カープの沖縄キャンプの最新情報です。

石田充 アナウンサー
きのう(20日)は、この時間、屋内練習場に選手の姿がなかったんですが、きょう(21日)はたくさんの選手たちが残って、まだ練習をしている最中です。一番番近いところには若手選手、背中が見えるのは4年目の 二俣翔一 選手。その後ろにいるのが、3年目、侍ジャパンにも入った 田村俊介 選手です。この時間もまだまだ汗をかいています。

21日は直射日光も暑くて、1日でも顔が真っ赤に焼けるような、すばらしい天候だったんですが、そんな中で行われたのが、去年のCSで顔を合わせたカープ対ベイスターズの練習試合でした。

20日・21日の2日間という短い沖縄キャンプ第2クール。午前中のブルペンで 新井貴浩 監督が見守る中、ていねいに投げていたのは、大瀬良大地 でした。

5年連続で務めていた開幕投手を 九里亜蓮 に譲り、同期としてくやしさも口にしていましたが、右ひじの手術明けとあって指揮官は飛ばしすぎないようにと配慮。途中、左肩の炎症で別メニュー調整中のレイノルズが打席に立つ中、きょうは63球。あらためて順調な回復ぶりを見せた背番号14、開幕ローテ入りを目指します。

練習試合の先発は、プロ8年目、25歳の アドゥワ誠。その立ち上がり、DeNA先頭のドラフト1位・度会隆輝 をセカンドゴロに仕留めます。2アウト・1塁で迎えたのは、アドゥワと同年代にあたる4番・牧秀悟 。インサイドのストレートで見逃しの三振を奪い、無失点のスタートを切ります。

2回には去年、投げていなかったカーブでカウントを取るなど、緩急をつけたピッチングでアウトを積み重ねます。

3回には対外試合、初出場のセカンド・菊池涼介 。プロ13年目が、さすがのプレーを見せます。
しかし、その後、3連打を浴びたアドゥワ、3回を投げて1失点という内容でした。

広島カープ アドゥワ誠 投手
3回 球数39 被安打4 奪三振1 失点1
「自分の “打たせて取る” という持ち味は出せたかなと思います」
― きょうの感想は?
「去年まで投げていなかったカーブを…、苦手だったので去年は投げなかったですけど、ストライク入る・入らないを関係なしに(選択肢から)消さないという、まんべんなくどの球種も使って投げるというのをやろうと思っていたので、そこはできたかなと思います。去年は久しぶりに1軍で投げられましたけど、もっとチームに貢献できたと思うので、去年以上にチームに貢献できればいいかなと思います」














