商売繁盛や健康を願う「初寅祭(はつとらさい)」が高知県南国市の毘沙門堂で行われました。

南国市の四国霊場第二十九番札所の=国分寺奥の院にあたる毘沙門堂です。毘沙門堂では毎年、旧正月から最初に迎える寅の日に、初寅祭が開かれています。

20日は、初寅祭に合わせて毘沙門天の像も特別に公開されていて、訪れた参拝者たちが手を合わせ、商売繁盛や健康を願っていました。

(参拝者)
「災害がないように無事に過ごせたらいいなと思っています」
「世界がもう少しマシになったら良いかな。病気もあまりしないで過ごせたら良いかなと思って、そんなことを頼みました」

また毘沙門堂のすぐそばには高さ=30mの「毘沙門の滝」もあります。午前中の温かい日差しの中、参拝者たちが近くで滝をながめていました。

毘沙門堂を管理している地元の自治会は「管理人たちの高齢化が課題ではあるが今後も初寅祭を続けていきたい」と話していました。