サッカー・JFL高知ユナイテッドSCのメンバーがシーズン開幕を前に必勝祈願を行いました。今年は、選手1人1人が思いを込めた「絵馬」も奉納しています。

高知ユナイテッドSCは、シーズン開幕前の毎年この時期に必勝祈願を行っていて、20日は、選手24人と吉本岳史(よしもと・たかふみ)監督・チームスタッフらが、高知市の土佐神社を訪れました。

高知ユナイテッドは去年、天皇杯で2度J1クラブを破る快進撃を見せたほか、JFLでは終盤までJ3昇格が狙える位置で戦い、過去最高の7位でシーズンを終えました。悲願のJ3昇格に向けて、20日は、吉本監督や今シーズンキャプテンに就任した小林大智(こばやし・だいち)選手らが玉串を捧げ、さらなる飛躍を誓いました。必勝祈願の後は、選手1人1人が絵馬を奉納しました。

今年でチームを率いて3シーズン目となる吉本(よしもと)監督が絵馬に書いたのは、この言葉です。

(高知ユナイテッドSC 吉本岳史 監督)
「『きょうの自分よりもあした、あしたの自分よりもあさって』ということで、1日1%以上、毎日成長していくことで『J3昇格』につながるかなと思っているので、そういう意味で『上昇』と『昇格』と書かせていただきました。昨シーズンの結果は皆さん知っていると思います。だからこそ、期待をすごくされていると思うんですね。その期待を裏切らない、ピッチ上でフレッシュな姿を見せたいと思っています。そして、最後に『J3昇格』、皆さんで喜びたいですね」

選手1人1人が寮で書いてきた絵馬には、それぞれの強い思いが込められています。

(2024年シーズン キャプテン 小林大智 選手)
「まずは『J3昇格』という目標があるんですけど、それはみんなが書いていたので、チームを通して、サッカー選手であるので、けが無くみんなが1年間戦い抜ければなと思って『けが無く』というのを書きました。『J3昇格』は、チームとしても高知県としても求められていることだと思うので、そこを目指しつつ、まだ開幕までもう少しあるので、1日1日、やれることはまだあるので、積み重ねて、最後に笑って終われるように頑張りたいと思います」

高知ユナイテッドは、今月24日の紅白戦で今シーズンの新ユニフォームをお披露目し、来月10日にホーム・春野で今シーズンの開幕戦を迎えます。