山梨県の富士吉田市が山小屋関係者などを集めた意見交換会を開き県が進める富士山登山鉄道構想について否定的な意見が相次ぎました。

これは今後の富士山のあり方について検討しようと富士吉田市が初めて企画したもので、周辺の自治体や山小屋関係者など15団体からおよそ50人が出席しました。

議論の中心は県の富士山登山鉄道構想についてで、噴火の懸念やこれ以上富士山を開発すべきではないという否定的な意見が相次ぎました。

北口本宮冨士浅間神社:
「(会合で)皆さんに問うたところ全員反対という意見」

富士山吉田口旅館組合:
「費用をかけて山に改変を加えてというのはどうなんだろうか」

県担当者:
「登山鉄道ありきではないというのは再三申しております。世界レベルの観光エリアにふさわしい交通システムは何なのかというのを皆さんと一緒に考えて行きたい」
市は今後の開催について検討することにしています。