19日、アルピニストの野口健さんが自身のSNSを更新。
能登半島地震の被災地で、ボランティアが不足している現状を訴えました。

野口さんは「被災地はボランティアの数が過去の災害に比べ圧倒的に少ない。」と投稿すると、半島という地形のアクセスの難しさを綴り「渋滞が激しかったなど、様々な要因があるかと思いますが、しかし『萎縮』される必要はありません。」と記しています。
続けて「もちろんボランティアにもマナーや決められたルールを守る必要はあります。独りよがりの行動はむしろ迷惑になりますが、ちゃんと調べて、準備をしてからボランティアに参加されれば大変、助かります。」と呼びかけています。

さらに、ボランティアに対する、SNSでの誹謗中傷に関して報じた記事に触れ、「しかし、今はそんな事を気にしている場合でもないのだろうと。ルールやマナーをきちんと守ってさえいれば少なくとも被災された方々から批判されることはない。」と、記しました。
野口さんは「SNSでの誹謗中傷の大半は部外者によるものだと過去の経験から感じています。」と綴ると「僕も何度も『売名行為』云々と書き込まれてきましたが、しかし、被災地に通ってこの現場を前にしたらそんな誹謗中傷に構っている余裕は全くなくなります。」と、訴えました。

そして「被災地でのボランティア活動に慣れていない方はNPO団体など被災地で長く活動をしている団体などにアクセスをしてみるのも一つの方法。」と提案。
「被災自治体の首長の皆さんと意見交換していますと、今1番困っているのは『ボランティアの数が少なすぎる』と口をそろえます。」と、被災地の現状を明かしています。

最後に「能登半島の被災地域は全国でも最も高齢者が多いエリア。家具の運び出し、瓦礫の撤去、医療や介護などの専門知識を持った方々、美容師などあらゆる業種の方々、ぜひ、行政やNPO団体にアクセスを試みてください。」と、投稿。
野口さんは「今、最も必要とされているのはボランティアによるマンパワーです。」と呼びかけています。

【担当:芸能情報ステーション】