今年9月に開業を控える西九州新幹線です。JR九州は20日、在来線特急と新幹線の対面乗り換えを3分以内に行う模擬訓練を実施しました。

JR武雄温泉駅で実施された模擬訓練です。JR九州の社員約300人が乗客役となり、特急「リレーかもめ」と西九州新幹線「かもめ」の対面乗り換えにかかる時間を測定しました。

RKB三浦良介「乗り換え所要時間の目標は3分に設定されています。時間内に完了することはできるでしょうか・・・乗り換えに約45秒。同じホームに列車があるのでスムーズに移動することができました」

20日の模擬訓練では時間の計測のほか、利用客を安全かつ円滑に誘導するためのオペレーションも確認しました。

西九州新幹線は、武雄温泉駅より東の博多駅方面へは、整備方式もルートも未定のままです。

このため、武雄温泉駅を新幹線と在来線特急の乗り換え駅とするリレー方式が採用されています。

JR九州新幹線開業準備室 今泉康彦副室長「概ね3分以内には乗り換えられたと思っております。サイン等まだ不十分でありますので、そこら辺はスムーズに乗り換えられるように整備をして、開業を無事迎えられるようにテストをしていきたいと思っております」

西九州新幹線は、今年9月23日に武雄温泉から長崎の間で開業し、博多から長崎の所要時間は最短で1時間20分と、現在と比べて30分ほど短縮されます。