スポーツは今週末に開幕する四国インターハイの話題です。
陸上の投てき競技で、急成長をみせているのが、ハンマー投げの柴田高校の加藤翔選手。いよいよ迎える全国の舞台で、さらなる記録更新を狙っています!

今週開幕する四国インターハイ。ハンマー投げで全国制覇を狙うのが柴田高校3年の加藤翔選手です。

東北総体では、2位に5m以上の大差で優勝するなど東北では敵なし。
今シーズン、試合ごとに自己ベストを更新する成長ぶりが注目を集めています。
それでも加藤選手、今の記録にはまだ満足していないと語ります。

加藤翔選手:
「記録をただ安定して投げていただけだった。平均的に57とか出す必要ないんで、一発『ドカン!』と出したい」


普段は部員同士の輪を積極的に盛り立てるムードメーカー的な存在。
一転、投てき場に立つとその表情はトップを狙うアスリートに変わります。
中学は砲丸投げで県大会を制した加藤選手。実はハンマー投げ転向は手首をケガしたことによる苦渋の決断でした。


加藤翔選手:
「手術しないと治らない。ハンマーが手首使わない競技だったので、天職というか…」


その決断が新たな道を切り開きました。
3年生になると自己ベスト更新ラッシュ。全国の頂点にも手が届く位置まで辿り着きました。

加藤翔選手:
「インターハイ出場が大きい。全国を経験して、どうしても負けたくないという気持ちが強くて、冬季の練習はそれをモチベーションにしてこれた」


現時点で、全国ランキングは10位。
大一番でのさらなる記録更新を誓います!

加藤翔選手:
「上には上がいると思うんですけど、全国の舞台で結果を出す自信は、僕が1位目標記録である61mを出して、宮城県記録を更新して、優勝を目指して、しっかり全国上位の人たちと戦えるよう頑張ります」


この夏のインターハイは、四国4県を中心に、今週土曜に開幕し、1か月間に渡り各競技で熱戦がくり広げられます。