北朝鮮の拉致問題について考えてもらおうという講演会が、高知市で行われました。
17日、高知市で行われた「拉致問題を考える国民の集い」は、政府拉致問題対策本部が全国で主催していて、高知県内での開催は初めてです。
拉致被害者である横田めぐみさんの弟・拓也さんが壇上に立ち、「拉致に関する意識や関心が低いことから、46年間解決に至っていない」と強く訴えました。
▼横田めぐみさんの弟・横田拓也さん
「私たち日本、民主主義の強さは民意の声です。声を上げ続けることが大事です。我が事として、この問題を必ず解決させるという思いを、いつも持ち続けていくことがとても大事」
また、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない、特定失踪者と認定されている賀上大助さんの母・文代さんも壇上に立ちました。
23年前の当時、大助さんが成人男性だったため、警察に捜査してもらえなかったことを振り返り、当時のもどかしさや、今に続く悲しみや後悔を涙ぐみながら訴えていました。
▼賀上大助さんの母・賀上文代さん
「泣くまいと思っても、何年経ってもこればかりは駄目で、息子のことを話すとすぐ涙が出てくる。とにかく皆さんに後押ししていただきたい、この話を終わらせないでという思いで話した。こういういい機会に巡り合ったので、これからも運動していきたいと思う」
▼横田めぐみさんの弟・横田拓也さん
「ご自身、ご家庭の、自分たちだったらどう思うか、常に我が事の問題として捉えて、一人ひとりが声を上げてほしいとお願いしたい」














