山本由伸を「自分から崩れることほぼない」と評価

メジャー挑戦1年目の昨季、吉田は140試合に出場し、537打数140安打打率.289をマーク。オリックス時代には、5度のベストナイン(18年~22年)、2度の首位打者(20、21年)、最高出塁率(21、22年)に輝くなど打者としてのタイトルを総なめにした。今季の目標は「日本で獲った首位打者だったり、打撃部門全部、本当は獲りたい」と吉田。「一番を目指してやっているので」と常に上を見据えている。

今オフは、プロ野球界から山本由伸(25、ドジャース)、松井裕樹(28、パドレス)、今永昇太(30、カブス)、上沢直之(30、レイズ)の4人が海を渡った。

中でも、オリックスで同僚だった山本を吉田は「素晴らしい契約。ドジャースで大谷くんと一緒に日本人2人が伝統ある球団で。もうチームの顔みたいなもんですから、すごいことですよね」と賞賛。山本との対決も期待されるが、「完成度高いですからね。自分から崩れることほぼなかったんで、本当に1球あるかないかのチャンスボールを逃がさないように、メジャーのいいピッチャーはほとんどそうなんですけど、その1人だと思います」と山本を評価した。

自身はメジャー2年目のシーズンを迎える。「ケガなく、1試合でも多く、良いパフォーマンスを続けられるようにという思いですね。2年連続で最下位(ア・リーグ東地区)ですし、やっぱりレギュラーとして出たのでそこの責任を感じてやってます。ボストンというあの街で熱狂的なファンの皆さんと一緒に、やっぱ勝ったときの喜びっていうのがありますので、そこに貢献できるようにやりたいと思います」と意気込んだ。