所得税などの確定申告の受け付けが16日から全国一斉に始まりました。
今年は、消費税の「インボイス制度」が導入されて初めての確定申告となり、相談や申告の増加が見込まれています。
県内には6か所確定申告の特設会場が設けられていて、会場の一つとなっている宮崎市のイオンモール宮崎では、午前中から大勢の人たちが申告に訪れていました。
確定申告は、去年1年間の所得税や贈与税などの税額を確定させるものです。
対象は、年金受給者や給与収入が2000万円を超える人、それに消費税を納める個人事業者などです。
このうち、消費税は今年がインボイス制度の導入後、初の確定申告となっています。
インボイスは、仕入れにかかった消費税を控除するために、必要な領収書や請求書のことで、インボイスを発行するには、消費税を納める課税事業者になる必要があります。
去年10月の制度開始に伴い、今年は、消費税の納付を新たに始める個人事業者の増加が見込まれています。
(宮崎税務署 後藤謙次さん)
「令和5年中にインボイスの発行事業者の登録をされた方は、今年の確定申告で消費税の申告が必要になりますので、よろしくお願いします」
確定申告の期限は、所得税や贈与税などが来月15日まで、個人事業者の消費税などが4月1日までとなっています。
確定申告をしたことのない人にとっては、難しそうと感じるかもしれませんが、近年は、マイナンバーカードとの連携により、スマホやパソコンを使う電子申告が便利となっています。
詳しくは、国税庁のホームページを参考にしてください。