お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸さんが主演する博多座25周年記念作品「新生!熱血ブラバン少女。」の記者取材会が行われ、俳優の紅ゆずるさん、鈴木梨央さんらとともに登壇しました。

本作は、福岡が誇る吹奏楽部の名門校・精華女子高等学校の演奏にインスピレーションを受け、2017年に博多座で上演された舞台「熱血ブラバン少女。」の完全新作版。華丸さんは前作に引き続き、吹奏楽部の熱血コーチを演じます。

舞台「新生!熱血ブラバン少女。」取材会



博多座での座長公演に華丸さんは、“今回、5回目にして初めて台本を、老眼鏡をかけて読みました。それだけ時が経ったのを体で感じました”と笑わせながら“前回は、(出演していた)18歳、高校3年生の子たちとは、親と子のぎくしゃくするような年の差でした。前回は、卒業式の次の日が初日で、3年生たちは、校則の厳しい学校で「卒業できた」といって、全員髪を染めてきました。舞台の台本と違うので、全員にスプレーを使って髪を黒くしたりして大変でした。でも、一緒に舞台を踏んでいくと、たった一か月でしたけど一年を通した金八先生みたいでした。本当に青春の一ページに参加させていただきました”と振り返りました。

博多華丸さん(舞台「新生!熱血ブラバン少女。」取材会)


紅ゆずるさん(舞台「新生!熱血ブラバン少女。」取材会)




今回、紅ゆずるさんは初めての母親役に挑戦。“宝塚で男役をやっていて退団して4年。母親の気持ちが分かるいいチャンス” と話し “(退団して)最初は女性の役というだけで止まっていました。知らないうちに足が開くし、肘は張るしでしたけど、今はそういう感じも抜けてきました。親になった経験はありませんが、子どもへの愛情は母親が強いと聞くので、「包容力」は男役から引っ張ってきてもいいのかな?” と笑顔で語りました。

博多座への思いを華丸さんは “初めて博多座に立ったときは、丁重にお断りするくらい恐れ多かったけど、2年間に1回の公演は、2年後まで真面目に仕事を取り組んできたご褒美みたいなもの。本業でもあまり芳しくなかったら座長をさせてもらえないので、車検を通す感じ、2年に1回お話が来たということは現役なんだ、まだまだ走れるんだというありがたいお仕事を頂いています。” と感謝を伝えました。

舞台「新生!熱血ブラバン少女。」取材会



また、前回に引き続き「指揮」をするシーンがあるのか尋ねられると “音楽に疎い設定なので指揮を任されるかもしれないから、練習しなくちゃいけないというシーンはあります。それがどうなるか期待していただいて” と明かしつつ “指揮あっての吹奏楽が理想だと思うので、「西島秀俊」さんに負けないように、これから稽古したいと思います” と意気込みました。

【担当:芸能情報ステーション】