ウクライナ侵攻反対を掲げ、ロシア大統領選挙へ出馬することが認められなかったことについて不服とした元下院議員の訴えを、ロシア最高裁が退けました。

ロシアの元下院議員・ナジェージュジン氏は中央選挙管理委員会から3月の大統領選に向けた候補者登録を拒否されたことを受け、書類の形式をめぐり最高裁に2件の訴えを起こしていました。

15日、ナジェージュジン氏はSNSで、ロシア最高裁からこの2件の訴えが退けられたことを明らかにしました。

一方、海外メディアなどに対し、本人は…

ロシア元下院議員 ナジェージュジン氏
「我々はこの国のかなり多くの人々がいま実施されている方針を支持しておらず、ロシアが平和で自由な国であってほしいと望んでいると示すことができた」

「大統領選の候補者として選挙活動をするチャンスは完全にゼロまで落ち込んだ」と話してはいますが、SNSでは候補者登録が拒否されたことについても法廷で争いたい考えも改めて強調しています。