新潟交通が16日、3月末からのダイヤ改正を発表しました。新潟駅の高架下を通るなど新しい路線を設けた一方で運転士不足のため減便も行います。
【記者リポート「住民の交通手段で欠かせない路線バス。新潟交通はきょう新潟駅の高架下を通り南北を縦断する新しい路線などを発表しました。利便性の向上に期待が膨らみます」

新潟交通が16日に発表した来月31日からのダイヤ改正。注目はなんといっても7年ぶりとなる新路線です。

【新潟交通 古川公一 代表取締役常務】「新潟駅南北を縦断する路線を新路線としては7年ぶりに開設することとしました」

新潟駅の南北を縦断できるようになったことで、新たに開設された新路線は4つ。

新潟市 東区の新潟北高校前から 新潟市役所を結ぶ山二ツ線ではこれまで迂回していた新潟駅を通れるようになり万代シティまで5~7分短縮となりました。

新潟市 江南区、イオンモール新潟南近くにある南部営業所と中央区の新潟市役所とを結ぶ長潟線では新潟駅の下を通り「万代シテイ」を経由、古町を通って新潟市役所に到着します。

新潟駅の高架下を通れることで、南部営業所から古町間で6から10分、万代シテイまでは17から21分の所要時間が短縮されます。
新潟駅の南北を結ぶ便が増え利便性が期待される一方で…
【新潟交通 古川公一 代表取締役常務】「今回のダイヤ改正において運転士の充足状況に見合った調整を実施することとしました」

大きな課題としてのしかかるのが運転士不足です。それに加え、来年度から始まるドライバーの時間外労働の規制強化、いわゆる「2024年問題」に伴い運行本数の減便に踏み切りました。
来月31日から平日で134便、土曜と日曜・祝日で97便となります。

【新潟交通】「運行本数そのものを全体的に落とさなければ既存の運転手では今のダイヤ規模を維持できない」

新潟交通は今月19日に実際に減らす便を発表するということです。