62歳棟梁が『てるてる坊主』で晴れを祈る

 山鉾巡行を翌日に控えた「宵山」。多くの露店が立ち並び、駒形提灯が京都の街を彩ります。

 一方で長谷川棟梁は翌日に向けて“てるてる坊主”を作っていました。

 (函谷鉾・車方 長谷川恒雄棟梁)
 「こんな顔できました。本当に子どもだましみたいなことでも、雨が降らないことを祈るためにしたい」

 雨が降ると、てこが滑って、鉾を止めたり方向を変えたりするのが難しくなり、巡行の難易度ははね上がるのです。長谷川棟梁の思いは届くのか…。