長崎県内の基幹産業のひとつになっている半導体分野で、人材確保の課題を解決しようと産学官からなる団体が意見交換しました。
半導体分野の人材の育成・確保を目指し、県や大学、企業など21の団体で構成されるながさき半導体ネットワーク。

関連企業は県内に約80社あり、製品の出荷額はこの10年でおよそ300億円増加していて、地域経済を牽引しています。

再来年には京セラが諫早市で新工場の稼働を目指すなど投資が相次いでいて、長崎県では、今後5年間で3000人以上の人材が必要だと見込んでいます。

県産業労働部企業振興課・香月康夫課長
「(半導体は)今や造船と肩を並べて長崎県の経済を支える業界の1つ」「元気な産業を伸ばしていって雇用の受け皿を広げたい」
県は来年度以降も県内外で企業と大学生の交流会を開くなど、人材確保に努めたいとしています。