能登半島地震の被災地で測量などの支援を行った高知市の建設コンサルタント会社が15日現地での活動を報告しました。
高知市介良にある建設コンサルタント会社第一コンサルタンツは1月25日から2月8日まで社員4人を石川県宝達志水町に派遣しました。宝達志水町では想定以上の被害で復旧作業が進まないため、町の測量設計会社が以前から交流があった第一コンサルタンツに支援を依頼しました。
被災地の道路は液状化によってマンホールが飛び出したり、道路と側溝の間に隙間ができたりしていて、この復旧工事にどれくらいの資材が必要なのかを算出するため測量調査が必要です。
今回第一コンサルタンツが行った測量結果は、残りの調査結果が出次第、まとめて宝達志水町に提出される予定です。
(第一コンサルタンツ調査部調査補償課 小松椋司 主任)
「災害復旧なのでできるだけ早く作業が終わるよう努力した。南海トラフ地震が来ると言われているので、実際に来たときは災害現場の作業が生きてくると思う」
南海トラフ地震でも道路の寸断で集落の孤立化が考えられます。第一コンサルタンツは「災害時にも通行できる道の工事や設計の仕方を考えていく必要がある」と話しています。