東日本大震災の津波被害を受けた宮城県東松島市の野蒜(のびる)海水浴場で、12年ぶりとなる海開きが行なわれました。

野蒜海水浴場の海開き式には、住民らおよそ40人が集まりました。
この海水浴場は震災で被災し、閉鎖が続いていましたが、海抜7・2メートルの防潮堤を整備するなどして、12年ぶりに再開されました。
上空では、海開きを祝うかのように、航空自衛隊松島基地の「ブルーインパルス」の訓練も行なわれていました。

野蒜まちづくり協議会・渡邉克己会長:
「もともとみんな海が好き。それが再開するということは、心の復興がより進んでいくのかなと思う」


広い砂浜には、バレーボールなどビーチスポーツ用のコートのほか、海の家も設けられました。

海の家で働く人:
「もうワクワクです。これからたくさん人が来てくれると思うとうれしいですね」


開設期間は、8月21日までですが、先週の大雨で川からごみが流れ込んだ影響で、遊泳ができるのは7月21日以降に延期となりました。