◆成果出せず約15億円の破産を申請

しかし、治療薬の有効性が確認できず目立った成果がないなか、2022年12月期は売上高が約200万円に落ち込み、約10億7800万円の大幅赤字を計上しました。2023年12月末には久留米市の研究施設内に置く本社を退去することになり、2月9日、福岡地裁久留米支部に約15億円の破産を申請をしました。
◆3000万円出資した福岡県は

「ボナック」に3000万円を出資した福岡県の服部知事は「今回の治療薬の開発は革新的な取り組みだったが、効果が見られず残念だった。しかし、核酸医薬の分野で優れた技術を持つ企業であることは間違いないので、今回の失敗を糧に再び新しいことに挑戦してほしいと思う」と話しています。