高校生の背中を追いかけて 自然と身に着いた礼儀や声出し
母・ルミさん
「高校生は普通に接してくれて。日を重ねるごとに、高校生の中に自然に入り込んで。『悠真、また来いよ!』っていうその言葉がすごく親としても、本当に涙が出てくるくらいうれしくて」
高校生の背中を追いかけることで、声出しや礼儀作法も自然と身に付きました。中部農林高校の開かれた部活のスタイルは「質の高い教育をみんなに」というSDGsの目標に繋がっています。
中部農林高校相撲部 小濱寿教諭
「この子にはこうやって伝わるけど。この子には、こういった方が伝わるよね、というのが、一人ひとり違うので。どうやったら悠真が理解してくれるかな、どうやったらわかりやすく伝わるかな、というのは意識したので。特にこれといった、変わったことはしていないかと思います」
中部農林高校相撲部OB 山城将吾さん
「悠真が来てすぐだったと思うが、この土俵で白鵬の真似ですといって、白鵬の土俵入りの真似をしたり。ムードメーカー的な印象ですね」

中部農林高校の相撲部に通って8年目。歴代の先輩の背中を追いかけてきた悠真君に、最近ある思いが芽生えました。