相撲のことになると難しい感じもマスター

普段通うのは、沖縄市の美咲特別支援学校。悠真君は、一般的に対人関係が築きにくいなどの特徴がある、自閉症や知的障がいがあります。

支援学校の教諭「ドアを叩く音ってどんな音?」
赤嶺くん「ひそひそ?コツコツ?」
支援学校の教諭「どっちだと思う?」
赤嶺くん「コツコツ!」

解いているのは小学校低学年のドリルです。

また音を大きく感じ取ってしまうなどの聴覚過敏でもあり、上履きがこすれる靴音、他のクラスからもれる音まで敏感に聞き取ってしまうといいます。

ですが、対象が相撲となると話は別です。

赤嶺悠真くん
Qこれ自然と書けるようになったの?
「練習して書けるようになりました」

母・ルミさん
「小学校低学年から、はじめに書いた漢字が『白鵬』だった気がします。力士の名前だけは書いてました」

祖母・初子さん
「いつも一緒に『おばあちゃん相撲始まるよ』って。一緒に見ています」

祖母の影響で4歳から相撲好きに。それが可能性を広げるきっかけになったといいます。

小さい頃は癇癪を起こしたり、他の子を突き飛ばしたりと落ち着きがありませんでした。こうした中、小学2年の時に知人の紹介で訪ねたのが中農相撲部でした。