パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエル軍は、多くの市民が避難する南部ラファに攻撃を拡大すると発表しました。
イスラエルのガラント国防相は1日、声明でガザ南部の最大都市ハンユニスでの任務を終えつつあるという認識を示したうえで、「私たちを脅かすテロ勢力を排除するために、ラファに行く」などと述べました。
イスラエル軍は現在、ハンユニスを包囲して攻撃を続けていますが、さらに南下してラファで攻勢を強めるものとみられます。
エジプトとの境界に接し、検問所もあるラファにはガザ各地から押し寄せた市民が避難していて、国連によりますと、100万人以上が暮らしているということです。
ラファでイスラエル軍による本格的な攻撃が始まれば犠牲者の拡大は避けられず、人道状況のさらなる悪化が懸念されます。

プーチン大統領 アメリカの「トマホーク」供与検討は「事態を新たにエスカレートさせるきっかけとなるだろう」