アメリカのトランプ前大統領は自らが大統領選で勝利した場合、FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長を再指名する考えはないと明言しました。
トランプ前大統領は2日、経済専門テレビ「FOXビジネス」の番組に出演。2026年5月に任期を迎えるFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長を再び指名するか問われ、「そうしない」と明言しました。
トランプ氏はパウエル氏が民主党寄りで「政治的だ」と批判。パウエル氏がインフレ対策に失敗したとの認識を示したうえで、バイデン大統領の再選を支援するため、金利を引き下げようとしているとの持論を述べました。
パウエル氏の後任については「何人か候補者がいるが、この場では言わない」と述べるにとどめています。
トランプ氏は自身の大統領在任中にも金利の引き上げを決めたパウエル氏を、利下げを求めて公然と批判した経緯があります。
一方、トランプ氏は現在、株式市場で株価が好調な理由について問われると「トレーダーは大統領選で私が勝利すると思っているからだ」と話しました。

プーチン大統領 アメリカの「トマホーク」供与検討は「事態を新たにエスカレートさせるきっかけとなるだろう」