アメリカの先月の就業者数は市場の予想を大きく上回る35万3000人の増加で、物価上昇につながるアメリカの労働市場の強さが保たれていることが示されました。
アメリカ労働省が2日発表した1月の雇用統計は、景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が前の月に比べて35万3000人増え、18万人程度の増加を見込んでいた市場の予想を大きく上回りました。
また、労働者の平均時給も去年の同じ月に比べて4.5%の上昇と、市場の予想を大きく上回り、物価上昇につながる労働市場の強さが保たれていることが示されました。
市場ではアメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が次回、3月の会合で利下げに転じることへの期待がありましたが、労働市場の強さが確認されたことでFRBが利下げを開始する時期は遅くなるという見方が広がっています。

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