イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘により遅れていたパレスチナ自治区ガザ北部の住民の帰還に向けた国連の調査が始まりました。

ドゥジャリク事務総長報道官
「きのうときょう、ガザ北部で最初の偵察任務が行われている」

国連のドゥジャリク事務総長報道官は1日の定例記者会見で、ガザ北部の住民帰還に向けた課題や条件を探る国連調査団の活動が始まったと明らかにしました。

この2日間の調査で、北部の治安や物流の状況を把握し、その後の本格調査につなげるということです。

この調査は先月、アメリカのブリンケン国務長官とイスラエルのネタニヤフ首相が会談で合意していたものですが、イスラエル軍とハマスの戦闘が続いていたため、調査の開始が遅れていました。