アメリカのブリンケン国務長官が、近く、イスラエルなど中東各国を歴訪するとアメリカメディアが伝えました。イスラエルとイスラム組織「ハマス」の戦闘の停止や、ハマスに拘束されている人質の解放に向けて協議するとみられます。

複数のアメリカメディアによりますと、ブリンケン国務長官は近く、去年10月にイスラエルとハマスの戦闘が始まって以降、5回目となる中東歴訪を行い、イスラエルなどを訪れるということです。

パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、「ハマス」の指導者は戦闘停止についての新たな提案を受け取り、「検討している」との声明を発表していて、ブリンケン長官は戦闘停止や人質の解放に向けて関係各国と話し合うものとみられます。

アメリカは、ヨルダンでアメリカ軍の兵士3人が死亡した無人機での攻撃について、イランの関与を指摘し、報復攻撃を行う考えを示していて、緊張が一層高まる恐れが懸念される中での中東歴訪となります。