4月に総選挙を控える韓国で、北朝鮮への防衛態勢について話し合う会議が開かれ、尹錫悦大統領は「選挙に介入しようとする北朝鮮の様々な挑発が予想される」として対策の重要性を強調しました。
韓国では31日、軍や自治体など関係機関が集まり、北朝鮮への防衛態勢を議論する「中央統合防衛会議」が開かれました。
この席で、尹錫悦大統領は「重要な政治日程がある年に北朝鮮はいつも、社会のかく乱や心理戦、そして挑発を行ってきた」と指摘。そして、4月に総選挙が控えるなか、「フェイクニュースやサイバー攻撃など、選挙への介入に向けた北朝鮮の様々な挑発が予想されている」として対策の重要性を訴えました。
一方、野党側は…
韓国最大野党「共に民主党」 李在明 代表
「(政府は)偶発的な衝突が全面戦争に拡大しないよう最善を尽くさなければならない」
最大野党「共に民主党」の李在明代表は、会見で韓国を「第一の敵対国」とした北朝鮮の姿勢を「決して容認できない」と批判しながらも、北朝鮮とのホットラインの復元を尹政権に求めました。
26日に発表された韓国の世論調査では、与野党の支持率は拮抗していますが、無党派層が2割を超えるほか、総選挙をにらんだ新たな党の立ち上げも相次いでいて、政治の動きが活発になっています。

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