ドイツ政府が農家への支援策の打ち切りを発表したことを受け、農業関係者が抗議のため首都ベルリンに集結。観光名所のブランデンブルグ門がトラクターなどで埋め尽くされました。
道を埋め尽くしたトラクターやトラック。後ろにあるのは、ベルリンの観光名所ブランデンブルク門です。
ロイター通信によると、農業用ディーゼル燃料を購入する際に減税される支援策の打ち切りをドイツ政府が発表したことに抗議するため、農業関係者およそ8500人と6000台を超えるトラクターが集結しました。
現場にはリントナー財務相が現れ、「すぐに打ち切るのではなく、徐々に減らしていく」と釈明しましたが、「農家がいなくなれば冷蔵庫は空になる」と訴える参加者からはブーイングが浴びせられました。
抗議活動の参加者
「政府が発表を撤回しない限り私たちは抗議活動を続ける」
政府が支援策の打ち切りに至った背景には、去年11月、ショルツ政権が憲法裁判所の判決により新年度予算の見直しを余儀なくされたことがあり、政府への不信感が高まっています。

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