台湾の蔡英文総統が任期中最後となる新年の挨拶を行い、中国との関係について「交流の再開を期待したい」と訴えました。

蔡英文総統はきょう、総統府で新年の談話を発表しました。

その中で、世界は再び民主主義と権威主義の衝突に直面しているとし、「台湾の唯一の選択肢は民主主義を守り続け、平和を守ること」と強調しました。

また中国については、2016年に国民党政権から民進党の蔡政権に変わって以降、軍事面や経済面で圧力を強めていますが、蔡総統は「できるだけ早く、健全で秩序ある交流の再開を期待したい」と訴えました。

蔡総統は談話発表後の記者会見で、中国の習近平国家主席が新年のスピーチで「祖国の統一は歴史の必然だ」と述べたことについて、「台湾は民主主義なので、民主主義の過程を経て、最終決定しなければならない」と強調しました。

蔡総統の任期は今年5月までで、新しい総統は今月13日の選挙で決まります。