国連安保理は8日、緊急会合を開き、パレスチナ自治区ガザでの「即時停戦」を求める決議案を採決しましたが、アメリカが拒否権を行使し否決されました。

決議案はアラブ諸国などを代表し、アラブ首長国連邦が提出。イスラエルとイスラム組織ハマスの間で再び戦闘が起きているガザの人道状況に「深い懸念」を表明し、即時停戦とハマスが拘束する人質の無条件での解放などを求めていました。

日本など13か国が賛成しましたが、常任理事国のアメリカが拒否権を行使し、決議案は否決されました。

アメリカの国連次席大使は、「ハマスのテロ攻撃を非難する文言が入っていない」としたほか、「イスラエルの自衛権を認めていないため」などと理由を説明しています。

グテーレス事務総長は今週、ガザで人道的な大惨事が起きないよう安保理に対して異例の注意喚起を行ったばかりですが、安保理として一致した対応が取れなかった形です。