アメリカの先月の就業者数は、市場の予想をわずかに上回る19万9000人の増加でした。アメリカの物価上昇の原因となってきた労働市場のひっ迫感は和らいできています。

アメリカ労働省が8日に発表した11月の雇用統計は、景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が前の月に比べて19万9000人増え、18万5000人程度の増加を見込んでいた市場の予想をわずかに上回りました。

また、失業率は前の月から0.2ポイント低下し、3.7%となっています。

物価上昇につながる労働市場のひっ迫感は和らいできている一方、雇用が堅調に推移していることも示されました。

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は来週、金融政策を決める会合を開きますが、市場では政策金利を3会合連続で据え置くとみられています。FRBは同時に経済見通しを示すことにしていて、9月に示した来年、2回の利下げを想定するとの見通しが修正されるのかも注目されています。