去年11月から先月までの1年間が「観測史上、最も暑い1年間だった」とアメリカの研究機関が発表しました。

クライメート・セントラル アンドリュー・パーシング博士
「この地球が過去12万5000年間で経験した最も高い気温です」

国連のIPCC=気候変動に関する政府間パネルの気候科学者などが参加するアメリカの気候研究機関「クライメート・セントラル」は8日、去年11月から今年10月までの世界175か国、920の主要都市の気温などのデータを分析した研究結果を発表しました。

それによりますと、「この12か月間の世界の平均気温はすべての月で観測史上最も高かった」としています。また、年間の平均気温は産業革命前より1.32度高かったということです。

「クライメート・セントラル」は気候変動が気温にどのような影響を与えたかを分析していて、この1年間の気温上昇には太平洋の海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」なども多少影響したものの、主な原因は化石燃料の使用などによる温室効果ガスの排出だと指摘しています。

さらに、この1年間で気候変動による高温を世界の人口の90%、およそ73億人が少なくとも10日経験し、4人に1人、およそ19億人が5日間以上にわたる非常に危険な熱波にさらされたとしています。

「観測史上最も暑い1年間」となったのは「驚くべきことではない」とし、「人類が石炭、石油、天然ガスを使用続ける限り、気温は上昇する」と警告しています。