ロシアの民間軍事会社ワグネルの元戦闘員の多くが、別の部隊に移りウクライナ侵攻に加わっているとロシア国営メディアが報じました。

国営ロシア通信は28日、ワグネルに所属していた元戦闘員の多くが、プーチン大統領に忠誠を示すロシア南部チェチェン共和国のカディロフ首長が率いる部隊に移ったと報じました。引き続きウクライナでの作戦に加わっているということです。

ワグネルの創設者プリゴジン氏の死亡後、戦闘員の動向が注目される中、プーチン大統領は先月末、ワグネル元幹部と会談し、侵攻に参加する志願兵部隊を組織するよう指示していました。

一方、メドベージェフ前大統領は25日、今年1月以降に志願兵らおよそ38万5000人が新たに兵役に就いたと明らかにしました。

ロシアは去年9月に予備役の動員に踏み切りましたが、国外に脱出する人が相次ぐなど国民の反発を招いたことで、その後、高額の報酬を示して志願兵を募っていました。

志願兵の募集は来年も続けるとしていて、プーチン政権としては来年3月の大統領選を念頭に国民の不満を抑え込みながら侵攻を継続していく構えとみられます。