中国商務省は20日、12月1日から電気自動車のバッテリーなどに使う「球状黒鉛」の輸出規制を行うと発表しました。

「球状黒鉛」は電気自動車のバッテリーやミサイルの部品などに使われるもので、中国で世界全体の62%の生産を担っています。

中国商務省によると、12月1日から輸出にあたり当局の許可が必要になるということで、規制の理由については「国家の安全と利益を守るため」としています。

EU=ヨーロッパ連合が域内に輸入される中国製の電気自動車に対して、中国当局が不当な補助金を支出していないか調査を始めたことへの対抗措置の可能性があります。

中国は8月から半導体の材料となるゲルマニウムとガリウムの関連製品の輸出規制も開始していて、中国が圧倒的シェアを占める原材料を武器にして、欧米からの規制に対抗する姿勢を鮮明にしています。