イギリスの国防相は、これまでイギリス国内などで行われてきたウクライナ兵への軍事訓練を、ウクライナで行うことを検討していると明らかにしました。ただ、スナク首相は現時点での実施は否定しています。

地元メディアが先月30日に伝えたところによりますと、イギリス軍がウクライナ兵に行っている軍事訓練についてシャップス国防相は、「最終的には訓練はよりウクライナに近いところで、そしてウクライナ国内でも実施することになるだろう」と述べました。

これに対し、スナク首相は1日、「今すぐにではない」「現在、紛争が起きている国にイギリス兵を送ることはない」と現時点で訓練のために兵士をウクライナに派遣することに否定的な見解を示しました。

NATO=北大西洋条約機構の加盟国は、ウクライナへの支援がロシアとの直接の戦闘に発展することを避けてきていますが、ウクライナ国内でのイギリス軍による訓練は、加盟国による初の兵士派遣となる可能性がありました。

ロイター通信によりますと、シャップス氏の発言を受け、ロシアのメドベージェフ前大統領は1日、ウクライナに派遣されるイギリス兵は「ロシア軍の合法的な標的になる」と警告しています。