東京電力・福島第一原発に溜まる処理水の海洋放出をうけて、中国政府が日本の水産物輸入を全面的に停止したことについて野村農林水産大臣は輸出減少が避けられないとして即時撤廃を求める考えを示しました。

野村農林水産大臣
「国際的な動きに逆行するもので極めて遺憾。中国に対しては即時撤廃を申し入れている。農林水産物食品全体の輸出が減少することは間違いなく避けられない」

日本にとって中国はホタテをはじめとした水産物の最大の輸出先となっていて、野村大臣は中国に禁輸の即時撤廃を求めるほか、▽国内消費の拡大や、▽新たな輸出先の開拓が必要になるとの考えを示しました。