楽天グループは傘下の楽天証券ホールディングスの株式上場を申請したと発表しました。携帯電話事業の不振で悪化する財務基盤を強化する狙いがあるとみられます。

楽天グループによりますと、楽天証券ホールディングスは4日、東京証券取引所に株式の新規上場を申請したということです。

去年10月に設立された楽天証券ホールディングスの中核を担う「楽天証券」は、オンライン証券取引の口座数が4月時点で若い世代を中心に900万を超えています。

楽天グループでは携帯電話事業「楽天モバイル」が不振で、年間決算で過去最大の3728億円の最終赤字となっていました。

楽天グループは4月には楽天銀行を上場したばかりで、子会社の株式上場による資金調達で悪化する財務基盤を強化する狙いがあるとみられます。