携帯電話の通信障害の時に他社の回線を利用できる「ローミング」について総務省が開いた検討会は、2025年度末に実現を目指すと明らかにしました。
KDDIの大規模通信障害などをうけ総務省は、携帯電話の通信障害の時に他社の回線を利用できる「ローミング」について110番や119番などの緊急通報だけでなく、一般の通話やデータ通信も対象にする「フルローミング」の導入を去年末に決定しています。
導入の具体的なスケジュールは決まっていませんでしたが、きょう、総務省が開いた検討会で“2025年度末”に導入を目指すことが示されました。
また、通信障害の発生箇所によっては「フルローミング」ができない場合もあるとして、110番や119番など緊急通報機関への発信のみを可能とするローミングについてできる限り早期の導入を目指すなどの骨子案が示されました。
総務省はこうした案についてさらに議論を行い、今年6月にとりまとめる方針です。

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