米連邦取引委員会(FTC)はOpenAIやアンソロピックなどのAI企業について、製品の安全性を巡る調査を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。AIを巡ってはサイバーセキュリティー上の問題が相次ぎ、注目を集めている。

FTCは各社が消費者保護法を順守しているかどうかを調べる一環として、正式に情報提出を要求する準備を進めている。非公開の調査について公に話す権限がないことを理由に、関係者は匿名で話した。こうした要求は数週間以内に送付される可能性が高いという。

OpenAIから直ちにコメントは得られなかった。アンソロピックにもコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。

大手AI開発企業はこれまで、自社のモデルが第三者のシステムに侵入した複数の事例を明らかにしており、AI技術がもたらすリスクに対する懸念は、ワシントンやシリコンバレーで広がっている。各社には自社システムを監視するよう圧力がかかっている。

Photographer: Tierney L. Cross/The Washington Post/Bloomberg

7月にはOpenAIの自律型AIシステムの1つが、AIモデル共有プラットフォームのハギングフェイスのシステムに不正侵入した。一方、ここ数週間にわたり同社は、AIモデルが訓練中に政府や大学のウェブサイトにアクセスしていたとして、関係する機関に通知している。

反トラスト法と消費者保護法の両方を執行するFTCは、サイバーセキュリティーやデータ侵害に長年重点を置いてきた。コンピューターシステムのセキュリティーを巡って訴訟を起こし、企業が数十億ドルを支払う結果となった事例もある。一方、調査が何の措置も取られずに終了する場合もある。

FTCはこれまでにも、AI企業を精査するための行動を起こしている。昨年にはアルファベット傘下のグーグル、OpenAI、メタ・プラットフォームズなどAIチャットボットの開発企業に対し、その技術が子供に及ぼす影響について情報提供を求めた。

サイバーセキュリティーを巡る今回の調査については、ニューヨーク・ポスト紙が最初に報じた。

原題:FTC Probing OpenAI and Anthropic Over Product Safety Concerns(抜粋)

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