話題はAI…「米中対話」の枠組みとは

小川彩佳キャスター:
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は24日の首脳会談で、AI=人工知能のあり方について議論しました。
AI開発競争が激化する中、それにどう歯止めをかけていくのか。今回に先立って20日に行われた米中の協議では、アメリカ側が「米中AI対話」という枠組みの立ち上げを提案しました。
これに対して中国側はどう出るのか。中国の対米政策に詳しい専門家は「対話のための仕組みで合意するのではないか」と話しています。
教育経済学者 中室牧子さん:
経済学の教科書に「囚人のジレンマ」という言葉があるのですが、今のアメリカと中国はまさにその状況になっています。
アメリカと中国は、お互いを信用できないので、「アメリカが止まらなければ中国は止まれない」、「中国が止まらないからアメリカが止まらない」と。
そうなると、この先何が起こるかというと、AIによって偶発的な軍事衝突が起こったり、両国が望まないような大きな被害を受けてしまうかもしれないのです。
「囚人のジレンマ」を抜け出すには、探り合いをやめて両国が協力するしかないのです。しかし、協力するといっても、▼両国がAIの開発をやめたり、▼両国で非常に細かいガイドラインを決めたとしても、それを遵守するということは現実的ではない。
そう考えると、例えば競争しながらであったとしても事故を起こさないという仕組みを作っていくことが合理的ではないかと思います。
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<プロフィール>
中室牧子さん
教育経済学者 教育をデータで分析
著書「科学的根拠で子育て」