米中首脳会談へ 落としどころは?

井上貴博キャスター:
米中お互いに外交成果が欲しいという焦りがあるなか、ポイントを2つに絞りました。

まず一つが▼貿易戦争です。アメリカとしては「停止2か月延長で合意」と発表しました。

ワシントン支局の涌井文晶支局長によれば、アメリカは「中間選挙を見据え、習近平国家主席との関係維持を優先したい。年内にある首脳会談を着実に実施する狙いか」ということです。今踏み込んでこじれるよりも、安全策をとろうという棚上げが見えてきます。

一方、中国側が最も重視しているのは、間違いなく▼台湾問題です。アメリカが台湾に武器を売却することを懸念しています。

中国外務省アドバイザーの呉心伯氏は「(仮に習氏に譲歩すれば)経済や貿易等の要求を真剣に検討するだろう」と話しており、「アメリカ側が台湾問題に首を突っ込んでこなければ、あなたに譲歩する余地があります」というのが中国のスタンスだと分析しています。

出水麻衣キャスター:
今のところアメリカは台湾に対する武器の供与は検討中ということで、こちらもペンディングにしている状況です。

いずれにしても、中間選挙がどうなるかで事態が大きく動いていきそうです。この2か月間で、どう地ならしをできるか。そこに日本がなかなか介入していけないもどかしさもあります。

井上キャスター:
習近平国家主席としても、国内事情を考えると、ここは弱気には出られません。

トランプ大統領からすると、やはり11月3日の中間選挙が喫緊の課題ということで、しのぎあいが続きそうです。