ドイツの首都ベルリンと北東部の州で行われた議会選挙で、移民排斥を掲げる極右政党が躍進し、北東部では第一党が確実となりました。メルツ首相の与党は惨敗し政権基盤を揺るがす事態となっています。

ドイツの首都ベルリンと北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州の議会選挙が20日行われ、移民排斥を掲げる極右の「AfD」が躍進し、北東部では得票率38.2%で第一党を確実にしています。一方、メルツ首相率いる「CDU」はわずか4.9%で議席を獲得できない見通しです。

ベルリンでも「AfD」は得票率が倍増して第3党になり、「CDU」は前回から9ポイント以上減らして左派党に敗れる見通しになっています。

ドイツ・メルツ首相
「大惨事です。私はこの責任を引き受けます。なぜなら、この国を前進させたいからです」

AfDは今月6日に州議会選挙が行われた東部のザクセン・アンハルト州でも圧勝し、州レベルで初の極右の州トップが誕生する可能性があります。

今回の結果で、旧東ドイツ圏5州のうち3州で第一党を占めることになります。

一方、メルツ首相は、国連総会のためのアメリカへの渡航を急きょ取りやめるなど、党内で辞任論も出てきています。