イランの外交や国防を司る機関のトップが、アメリカとの交渉再開の条件を仲介国に伝え、アメリカ側の返答を待っているなどと中東メディアが報じました。

イランの最高安全保障委員会のトップ、レザイ事務局長は、中東の衛星テレビ局アルジャジーラのインタビューに応じ、アメリカとの交渉を再開する条件などについて説明しました。

その条件について、レザイ氏は、あらゆる戦線での戦闘の終結や凍結されているイランの資産の解放、そしてアメリカによる海上封鎖の解除をあげています。

また、こうした条件は仲介国のカタールを通じてアメリカ側に伝えられ、現在、トランプ大統領からの回答を待っているということです。

一方、レザイ氏は、「トランプ大統領による脅しは何の結果ももたらさない」と主張し、イランは「全面的な戦争への準備ができている」と強調しました。

また、アメリカ軍の弱点を把握しているとして、最近、アメリカの空母の近くで対艦ミサイルの実験を行ったとも明らかにし、攻撃を受けた場合には、中東にあるアメリカ軍基地などをこれまで以上に強く攻撃すると警告しました。

アメリカとイランの交渉をめぐっては、6月に戦闘の終結に向けた覚書が結ばれましたが、その後、双方の攻撃が続くなどして協議は停滞していました。

一方、イランが支援するイエメンのフーシ派とサウジアラビアの戦闘についても終結を望んでいるとしたうえで、フーシ派側もサウジアラビアとの合意を求めているとの認識を示しました。