ブラジルのルラ大統領は21日、トランプ米大統領との電話会談で、米国の対ブラジル関税を巡る交渉の再開を求めた。10月の大統領選を前に、米政府との関係改善を図る。

ルラ氏は、多くのブラジル製品に25%の関税を課すきっかけとなった不公正な貿易慣行に関する米国の主張に反論。ブラジル政府の声明によると、1時間を超えた電話会談でトランプ氏に「根拠がない」と伝えた。

ブラジル政府によると、トランプ氏は両国政府の当局者が可能な限り早期に会合を開くことを提案した。電話会談について知る関係者によれば、トランプ氏は側近らを交渉の場に戻すとルラ氏に伝え、何らかの問題が生じた場合には自身に直接電話するよう求めた。

ブラジルの開発・産業・貿易・サービス省は声明で、グリア米通商代表部(USTR)代表が21日遅く、協議再開に向けた会合について同省に連絡したと明らかにした。マルシオ・エリアス・ローザ開発・産業・貿易・サービス相とブラジル外務省当局者は来週、米通商当局者と会談する見通しだが、日程はまだ決まっていない。

ブラジルのルラ大統領

ホワイトハウス当局者はルラ氏とトランプ氏の電話会談があったことを確認したが、詳細は明らかにしなかった。USTRはコメントの要請にすぐには応じなかった。

両首脳が話すのは、昨年の貿易紛争後の関係修復を続ける中、5月初旬にホワイトハウスで会談して以来初めて。

ブラジル政府の声明によると、ルラ氏は組織犯罪対策で米国と協力する意向も改めて示した。

原題:Lula Calls Trump to Resume Talks Over US Tariffs on Brazil (2)(抜粋)

--取材協力:Gabriel Diniz Tavares、Josh Wingrove、Alicia Diaz、Beatriz Reis.

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