米エヌビディアは、韓国のAI半導体設計会社リベリオンズと技術提携や出資、さらには買収の可能性も含む協業について初期段階の協議を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は今週、カリフォルニア州サンタクララにある同社本社で、リベリオンズの共同創業者兼CEO、パク・ソンヒョン氏と会談し、提携の可能性について協議した。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に明らかにした。

エヌビディアがAI時代に中心的な役割を維持しようとする中、フアン氏はここ数年、幅広い投資を相次いで進めてきた。

リベリオンズは、SKハイニックスやサムスン・ベンチャーズ、ソフトバンクグループ傘下アーム・ホールディングスなどの投資家から約8億5000万ドル(約1350億円)を調達しており、直近の企業価値は約23億ドルと評価された。韓国政府からの直接出資も受けている。

エヌビディアと創業6年のリベリオンズによる協議は予備的な段階にあり、取引に至らない可能性もあると関係者は説明。エヌビディアはコメント要請に応じなかった。リベリオンズの担当者はコメントを控えた。

新型コロナウイルス禍のさなかの2020年に設立されたリベリオンズは、市場首位のエヌビディアに対抗するため、独自の半導体を設計・展開するスタートアップの一角を占める。

リベリオンはデータセンター用ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を専門とし、AIの推論処理向けの最適化に取り組んでいる。推論はAIの学習より処理負荷が低い一方、AIサービスを大規模に運用する際に必要となる処理量はより大きい。

原題:Nvidia in Talks With Chip Startup Rebellions for Potential Deal(抜粋)

--取材協力:Ian King.

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