予測が困難?千葉豪雨発生の3つの要因

出水キャスター:
今回の雨は、なぜこれだけの豪雨になったのでしょうか。

TBS報道局社会部 本杉美樹 記者:
上空に強い寒気があり、そもそも大気が非常に不安定な状態で、朝から雨が続いていました。

午前中までは雨雲は内陸へと流れていたのですが、夕方ごろになると、雨雲が千葉県上空から離れなくなりました。

これには3つの要因があります。

▼朝からの雨で内陸側が冷え、分厚い冷気となり、海に向かって噴き出す風になっていました。

▼海側からは、日本の東の高気圧の縁を回り、湿った南東風が流れ込んでいました。

▼高気圧の影響で吹いていた東風が、山に曲げられ、湿った北東風として千葉に流れ込みました。

これらの3つの風がぶつかったことで、雨雲が千葉上空で停滞し、同じところに激しい雨が降り続く状況になりました。

特に夕方には、内陸の冷気がかなり分厚くなり南東からの風が乗り越えられなくなって、同じ所で次々と積乱雲が立ち上がる原因となりました。

出水キャスター:
今回の豪雨は、線状降水帯の発生もあり予測が困難だったことも、被害を拡大させた要因かもしれませんね。

井上貴博キャスター:
いくつかの悪条件が重なって、今回は千葉で豪雨が起きましたが、日本一広い関東平野のどこで起きてもおかしくなかったわけですよね。

これを予測できるかというと、線状降水帯やゲリラ雷雨、関東での雪といった天気は、今の気象技術をもってしても予測するのは非常に困難であるといわれています。

そうした場合、自治体も国も、過去の災害の経験を踏まえ想定していますが、それ以上の想定が必要になります。そうするとコストもかかり、どこに落とし所をつけるのかは非常に難しいですね。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
首都圏は東京に向けて道路や鉄道が放射線状に流れているので、千葉のあたりはどうしてもアンダーパスが多くなります。

普段から「アンダーパスは大雨の時は危ないですよ」といった掲示を作るぐらいの対応をすることが必要だと思います。